2015年6月24日水曜日

次世代がん治療(BNCT)






BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)はホウ素と中性子との反応を利用してがん細胞だけを破壊することができます。1回30分の照射で完了するので体への負担が少なくてすみます。
目に見えないがん細胞や、手術で除去できない場所の治療にも有効です。
今までは原子炉を使った治療装置でしたが、加速器を使った治療装置の開発が進み、東海村のいばらき中性子医療センターに試作機が整備されました。去年の12月に陽子ビームの加速に成功しています。原子炉規制法の規制を受けないので、多くの人の治療が可能になり、また、放射化しないので被爆の心配もないそうです。
つくば国際戦略総合特区で筑波大を中心に開発が進んでいます。BNCTの研究成果や技術、人材等で世界をリードしています。

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