今日は一日、地域の皆さんの家をまわってきました。
この辺りは、お一人暮らしの高齢者の方や、ご家族が朝早く出かけ夜遅く帰宅するいわゆる日中独居の高齢者の方がたくさんいらっしゃいます。
訪問すると、地震の時の様子を、堰を切ったようにずっと話続ける方が何人もいらっしゃいました。お話を聞きながら何度も一緒に涙しました。
考えてみると、私は地震の後、家族で、職場で、近所の人と、何度もあの時の驚き、恐怖等々話しています。
しかしながら、お一人で暮らしている方々は、あの時の恐怖を共有した人あるいはその時の話をじっくり聞いてもらう人がなかなかいらっしゃらなかったのですね。
「それではまた・・」と家を後にするのがとても苦しかった・・・。
介護保険を使ってサービスを利用している方は、地震の後、デイサービスにいらして仲間の皆さんやスタッフとお話しできます。家にいる方は訪問介護のヘルパーさんとお話しできます。
しかし、介護保険を利用したいが対象にならない、というくらいの方々は、地震の後も不安に暮らしていらっしゃいます。
もちろん、地域の区長さんや民生委員さん等見回ってくださってうれしかった、とお話しされました。ただ、本当に大変な時期なので次から次に回っていかなければならない。それがわかるので、自分のところで時間をとらせるわけにいかない。
ここにきて、やっとゆっくりお話ができるようになったのです。
一日にお話ができる人数に限りはありますが、一人でも多くの方とそして少しでも早くお会いしたい、と思って帰宅いたしました。
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